法隆寺世界最古の木造建築その佇まいは静かに眠っているようでした。

法隆寺 こんな所でした

法隆寺に行って来ました

南大門は、修復中のためフォローが被ってありました。残念な光景でした。
その南大門前の鯛石を踏みしめ、西伽藍に入る前に左に折れ、小高い高台に立つ西円堂に向かいいました。
途中、弁天池向かいにある伏蔵は、〆縄、竹で囲まれ、この下にどんなお宝が眠っているのか想像しました。 伏蔵は境内に3ケ所あるそうですが、このお宝、永遠に掘り出すことはないのでしょうか? 聖徳太子等身の救世観音像の秘仏の封印を解いた、岡倉天心やアーネスト・フェノロッサなどの 著名な方々の登場を待たなければならないのでしょうか?
そんな事を思いながら石畳を眺めました。
西円堂の高台からの法隆寺の全景は想像していた通りで世界最古の木造建築その佇まいは静かに眠っているようでした。 これが飛鳥文化の塊りかと思うと少し興奮しました。少々お高い参拝券1500円はこれだけで元が取れた気がします。
西院伽藍に入りました。一歩入いると境内は広く、歴史を感じさせる黒い木造建築が整然と並んでいました。 なにより建物を取り囲む廻廊が1400年前の飛鳥時代を感じさせました。
この廻廊から、黒の長い上着を纏い、頭には冠をかぶり、笏(しゃく、カンペ)を持って歩く姿を 想像すると、嬉しくなりました。
法隆寺ならではのこの歴史を感じさせる廻廊は、圧巻でした。
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修学旅行の子供達の話し声、笑い声を除けばそこは世界最古の木造建築群、世界遺産に浸るには充分です。
日本最古の五重塔が左に、そして右に金堂が配置されています。
法隆寺七不思議のひとつ五重塔の塔輪に八の字を逆さにした鎌が2本取り付けられているのが見えました。 実は4本のようですが2本しか確認できませんでした。これは、聖徳太子の怨霊の封じこみとか、 落雷除けとも云われているそうです。
その塔内を拝観しました。釈迦の死を悼みこ、泣き叫ぶ彫り物を見たいと楽しみにしていたのですが、 暗く、覗き窓は小さく良く見る事が出来ませんでした。 これなら、教科書や雑誌の写真で見る方がよっぽど良いように思います。 せっかく足を運んだにも関わらずにガッカリ。こんな腹立たしい事はありません。 これ以上の劣化を防ぎたいがためな事は分かりますが是非、関係者の方々には考えて欲しい処です。
金堂の御本尊、金銅釈迦三尊像は、思っていたほど意外に小さく、その面長な表情は異国情緒タップリでした。
大宝蔵院の百済観音像にお会いしました。日本の仏像として、8頭身のすらりとした姿、優美で慈悲深い 表情はやはり、あまり見る事のないお仏様でした。ミニスカートを穿いても似合いそうなお姿でしたハイ。
東院伽藍へ向かう石畳、歴史を感じさせる土塀を見ながら夢殿を目指しました。
いまでは、見る事のない土壁でした。
八角堂の夢殿は聖徳太子等身の救世観音像を祀ってありますが、年2回のみ御開帳で無論お会いすることは出来ませんでした。 覗き窓からは、その秘仏の扉は閉じられていました。
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