奈良 世界遺産観光の管理人です。

管理人のたわ言 奈良世界遺産観光

旅の前に、その地の本を読み、旅先で作者と思いめぐらす事は楽しいことです。 だからこそ旅は、ひとり旅に限ります。
しかし、いま私の様な老人のひとり旅は容易ではありません。
昔なら電車に乗るのも大人1枚、○○までと云えば、窓口で切符と引き換えに乗り場まで 教えてくれました。お年寄りにも実に優しい対応でした。
今はどうでしょう?パスモなる青白い光にかざせば済んでしまう、誠に便利なカード決済、しかしこれが 年に一度ぐらいしか利用しない老人に取っては敷居の高いカードです。なので、 いきおい昔ながらの現金決済で切符を買います。これがまた私みたいな田舎もんの老人には非常に厄介です。。
画面をタッチするには、目的地までの金額を知らなけれなりません。頭の上の掲示板を眺めても、 老眼で良く見えない、聞きたいけど駅員の人は誰もいない。大勢人は通るけれど、誰一人視線を合わせてくれない。
駅員の呼び出しボタンをやっとこさ見つけて説明を聞いても耳が遠くなって良く聞こえない。 また、切符を買い求めたとしても目的地までの乗り換えの番線などは事前に調べて置かなければ着くことができない。
今回の旅で、お年寄りの男性がホームで電車の運転手さんに行き先を尋ね、肩を落として行く姿を見かけました。
この歳になると、不便な時代を生きてきた老人と今の老人、どっちが幸せかなぁ~と思ってしまいます。 大袈裟に云えば、技術革新や文明の進歩は、本当に我々の幸福のためにあるのか、疑わしく思えてきます(笑)
そういえば、今回の奈良旅、老人のひとり旅に、ほとんどお会いしませんでした。
旅のコースの下調べでは、電車、バスの料金、発車、乗り換え番線の確認は勿論の事、スケジュールの 変更では、その場所で調べ、ひとりで対応しなければなりません。即ち、スマホやGPS携帯を操作を 必要とします。お年寄りには無理です。
今の時代です情報はPC、スマホに一杯つまってます。しかしそれを取り出すツールと操作方法が老人には無いのです。
もはや、老人だらけの団体ツアーに参加しないと旅はできないのです。
ひと昔前のJR東日本の標語「デイスカバージャパン」は死語となったようです。
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飛ぶ鳥と書いて「飛鳥」明日香村は100種類以上の鳥類の生息が確認されている鳥の宝庫だそうです。 三方、山に囲まれ小さな盆地と清流、豊かな田園風景、日本各地で見る事ができる何の変哲もない日本の原風景、それが飛鳥でした。
特別でない景色だからこそホッとする安堵感。
和田萃先生の「飛鳥」に依ると、古代飛鳥を知るには、飛鳥の盆地にある水落遺跡・酒船石遺跡・飛鳥京跡・川原寺跡めぐりを、 景観や雰囲気を知るには、飛鳥川上流を散策するのが宜しいと。 豊かな自然が残り中世古代の雰囲気が漂う処であると述べてました。
その中に稲淵の集落へ向う道すがら、山沿いの道を通ると大きく広がる棚田の景色は良かった。 朝風と云うこの地は飛鳥の盆地から吹き上げてくる明日香風に由来するのだそうです。 万葉の世界が思い浮かぶような名称「朝風」
万葉集は読んだこともないけれど万葉集の故郷といえば原則として此の地、飛鳥を指すとか、 DNAがそうさせるのか、日本人の心のふるさとを感じるのは私だけではないと思うのですが。。。
歴史の重みを感じた奈良の旅でした。
行ってみて奈良は、私には日本の始まりの地、日本の故郷を想像させました。

ある人が喋ってました。
「京都はミイハーが行く所、奈良は玄人が行く所」それを聞いて笑ってしまいました。 奈良好きの人、よっぽど京都を目の敵にしてるんだよね。観光雑誌のタイトルは何時も京都・奈良。奈良・京都と 奈良が先に来る事はないしね。。ひがむよね(笑)
ジジイである自分は?、、、 京都の華やかさより、奈良のいぶし銀が、新幹線が停車する京都より電車しか走っていない奈良が、 食べた事がない京野菜より食べつけている奈良漬けが、この歳になると好きです(笑)

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お便りいただければ嬉しく思います。
管理人 鈴木
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