金峯山寺、特に名だたる、古刹、名刹のお寺では、お坊さんの姿を見る事は皆無です。

金峯山寺 こんな所でした

金峯山寺に行って来ました

早朝の9時頃、境内には一人のお坊さんが箒を持って掃除をしていました。
広い境内、観光客は誰ひとりとして居ません。
しばらくすると、白装束姿の修験者の方でしょう、境内の奥のお宮に向かい合掌する姿が、遠くから見えました。
その光景は、一昔前であれば、ごく普通のありふれた、境内の風景の一部だったに違いありません。 なにより私には、お二方の姿が新鮮に映りました。
奈良のお寺を巡り、初めて境内にお坊さんと修行の方を見ました。 特に名だたる、古刹、名刹のお寺では、お坊さんの姿を見る事は皆無です。
観光客相手に説明、案内されるのは、歴史や寺仏に詳しい、その道の関係者かその退職者でしょうね。
ここぞとばかりに聞いてもないのに喋りだします。
お坊さんが我が寺のご本尊の由来など説明してくれれば有りがたく感じるのは私だけでは無い筈です。 来たかいがあった、ありがたや、ありがたや、と。
昨今の寺離れ、今始まった事ではないにしろ、坊さん自らが歩み寄るべきではないのかナ~。
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20代半ばと思われる白装束姿の修験者の男性。
どのような想いで手を合わせ修行に励んでいるのか気に成りました。
誰でも自由を謳歌できる時代。有り余る時間、何でも手に入る食材、享受できる自由という我儘、、。
制約の中に自分を置く事で、自由を確かめたいと思うのかな?
やりたい放題出来る自分に嫌気がさし、制約のある環境に身を置きたくなる時、 正直な処、私もあります。
首を垂れた後ろ姿、汚れた白い地下足袋がやけに眩しかった。
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